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一流企業から底辺企業に転職してみた・・・肩書きを捨ててわかった厳しさとやりがい


北海道を代表する製菓会社の製品開発という花形部署を捨てて、周囲の反対を押し切り、誰もがあこがれない新聞販売店の後継ぎに。放漫経営、やる気のない社員、新聞離れという文字通りの底辺企業を立て直し、現在は第2の創業期として、新聞販売店からローカルサブスク事業への転換を図り、新たなビジネスモデルを展開しています。会社の経営も進路選びもその本質は同じです。自分の長所を知り、得意を伸ばし、苦手を減らすこと。本気でやりたい目標を掲げ、一歩一歩進むことでなりたい自分に近づけます。

開催日

2022年08月09日(火)

14時00分 - 14時50分

伴野さんのプロフィール

私について

前職

六花亭製菓株式会社

出身高校

北海道室蘭栄高等学校

出身大学・学部学科

金沢大学

部活動・サークル

応援団

アルバイト・インターン・課外活動

恐竜化石の発掘

オススメの本

『竜馬がゆく』『羆撃ち』『石橋を叩けば渡れない』

趣味

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会社について

会社名

道新りんごステーション(ローカルサブスク事業)、Discover EZO(まち歩き事業)

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会社で取り組んでいること

・【ローカルサブスク事業】新聞、乳製品、クラフトビールなどのローカルサブスクサービス事業です。「地域のヒト・モノ・コトをつなぎ、豊かな地域生活をサポートする」ことをミッションとしています。
・【まち歩き事業】まち歩きやミニツアーを通して、北海道のワクワクを再発見する旅行事業です。「歴史、食、自然、アクティビティ、文化」という北海道が世界に誇るコンテンツをストーリーベースでデザインし、「少人数・高付加価値」に特化した新しい観光スタイルを提案していきます。

会社として大事にしていること

・「今だけ、ここだけ、この人だけ」のワクワクストーリー
・豊かさとは選べること
・人に喜んでもらえることが自らの喜びであること

働くについて

現在働いている会社の魅力

・ゼロからイチを作ってるので、全てが新鮮!
・北海道の課題に寄り添っていると実感できること!
・顧客の喜びをリアルで実感できること!

今の仕事を選んだきっかけは?

結婚相手の実家が新聞販売店を経営しており、その後継ぎとして入りました。人生には、「今を逃したら二度とこないチャンス」と「今やらなくても、将来巡ってくる可能性があるチャンス」がありますが、何かの選択を迫られた際には、「今、決める必要があるのか?」を考えることが大事だと想います。

働いていてやりがいを感じる瞬間は?

「お客さんの喜びを直接、実感できること」です。世の中には役に立たない仕事はないと思います。非合法の闇金のような仕事さえ、切羽詰まった人には役に立っています。しかし、「役に立つ仕事」と「役に立っていると実感できる仕事」は違います。例えば、水道やガス、電気などのライフライン業は絶対に必要な仕事ですが、直接お客さんから感謝されてやりがいを感じるのは難しいのではないでしょうか?そういう意味で、今の仕事は、自分がゼロから立ち上げたサービスを目の前で喜んでもらえる最高の仕事だと思ってます!

仕事をしていて大変なことは?

あまりないです。大変なことを無理して頑張るという考え方は大嫌いなので、大変だと感じたときには、その原因を分析し、辞めるか、他に回すか、負担を減らすことを意識しています。

中高生へメッセージ

中高時代にやってよかったこと

「人見知りの目立ちたがり屋」という矛盾した性格なので、高校時代に入った応援団は自分の殻をやぶるきっかけになりました!やる前から苦手・得意と決めつけずに、面白そうだと思ったらガンガンチャレンジしてほしいです!

中高時代にやっておけばよかったこと

片思いの人に告白しておけばよかったと30年経っても後悔してます。この反省があったから、失敗を恐れず挑戦できる(仕事も恋愛も)ようになったと思います。失敗を恐れてやらないで後悔するより、当たって砕けろ!

人生のターニングポイントは?

前職(六花亭)を辞めて、今の仕事に転職しようとしたとき、両親に「そんな仕事なんか絶対止めろ!」ときつく言われたこと。自分としてはサラリーマンで一生を終えるよりも新しいことにチャレンジしたかったのですが、親には伝わらず、喧嘩別れとなりました。

口で言い返しても意味がないので、親に納得してもらえるよう社会に貢献できる事業を立ち上げ、今では「お前の仕事は誇りに思う」と理解してもらえるようになりました。

決めつけられたり、否定されることはありますが、その場で言い返しても意味がないので、発奮材料に変えて、結果で見返すことが大事だと思います。

進路に悩む10代にメッセージ

進路に迷う気持ちはよくわかります。ただ、「正しい選択」というのは存在しません。正しかったかどうかは、選択をしたあとの自分にかかっています。有名な大学に入っても何も挑戦しなければその選択は自分で失敗にしてしまったということです。「どこに行くか」よりも「何をするか」にかかっています。選ぶまでは悩んで良いけど、選んだ後は「これがベストの選択だった」と胸を張れるよう、前向きに挑戦しましょう!

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